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本日の朝日新聞はネタが満載 [投稿欄]

本日の朝日新聞の投稿欄 「voice 声」 には「語りつぐ戦争」という副題がついていました。
毎月第三火曜日に戦争特集を行っているようです。

戦争関係の投稿が六稿載っていますが、うち五稿の内容はあまりにひどいと思います。論旨や文章が支離滅裂であったり、主観と客観の見分けが無かったりしてます。
まぁ自分の書いている文章も、人のことをいえた筋合いでは無いかもしれですけど、あまりにひどい何稿かについて突っ込みを入れてみます。

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まず川崎市中原区の松本茂雄さん八十六歳の方の文章。これがなかでも最低だと思います。

この人は元軍人で陸軍迫撃第13大隊に所属。*
「満州」** でソ連軍と5日間交戦後に惨敗し、生活を助けてくれた現地人の家族6人が殺されているのを逃走するときに見たとのこと。

”みな仰向けに並んで撃たれていた。「古参兵の仕業」でみな一致した。”

逃げた後にソ連兵が、一家に

”日本兵は何人いて、どの方向に行ったか質問するだろう”
”ソ連兵はその情報によって我々を追撃するはずだ。それが私たちが恐れていたことであり、一家が殺された理由だった。”

まぁ状況証拠によって ”みな” が古参兵の仕業と考えたのは事実だったのかも知れませんけど、そんな決めつけを文章にしちゃうことにためらいは無かったんでしょうか。
何にも証拠はないでしょうに。匪賊の仕業だった可能性は無いんでしょうか

穏当なところで、 ”「古参兵の仕業」だとみなが考えた。” 程度が客観的な表現でしょう。

”一家が殺された理由だった。” も同様にひどいですね。
犯人を捕まえて尋問したわけでもないのに。
まともな神経の持ち主なら ”一家が殺された理由だと考えられた。” と書くでしょうね。

みごとなまでの主観と客観の混在。
この人の書く文章は全く信憑性がありません。
赤井邦道の文章を思い出しました。

* 八十六歳のひとが陸軍迫撃第13大隊と書くことはないでしょう。私は軍事オタクで無いし、いまインターネットで調べた限りでこの言葉について調べられませんでした。
こんな大隊が存在したかどうか怪しい物だと思っていますし、確かに存在しても「13」とは表記しないでしょう。
だれかお詳しい人がいらっしゃったら、「陸軍迫撃第13大隊」ついてお教えいただけませんか。


** 満州と表記することもないでしょう。

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明日に続く。

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