天声人語にたてを突いてみる [天声人語]

天声人語は有名である。
朝日新聞の二つの顔の内の一つといえるかもしれない。(もう一つの顔は社説)

社説のほうは本気の主張である。ただ皆さんご存知のように、きわめてやり口の汚い主張である。
まるで、小学校の学級会で嫌われるユートーセーの発言である。

だれかが掃除をサボっていたとする。ユートーセーはその場では注意しない。
学級会が始まる。先生の前でだけ注意するのである。
「センセー、××クンが掃除をサボっていました。このことについてみんなで話し合ったほうがいいと思います。」
自分からは意見を言わない。もちろん誰も反応しない。ただ××クンは悪いやつという雰囲気だけが醸成される。これが朝日新聞の社説である。

一方、天声人語といえば季節の話題であるとか、最近の流行だとかについて記す。中身はたわいもないことの方が多い。
ただし、文章の巧みなことが大きな特徴である。
文章構成、言葉の出典、表現法などなど。非常に流麗な文章である。

でもそれも今日までだ。

本日の天声人語の書き出しである。

「最初にハマッたスナック菓子がポテトチップスだった。・・・」

いやしくもまともな教養人が「ハマった」などという下品な言葉を使うだろうか。
その上、ポテトチップスは二回目からは、これもまた下品に「ポテチ」と略している。

それからいつものダブルスタンダードである。
筆者はアルコール飲料(ビール)という依存性の非常に強く、殺傷沙汰の原因にも、交通事故の原因にもなり、日本人の寿命を縮める反社会的な飲み物を好意的に描いている。

一方、大麻取締法を犯した、なんら他人に害を及ぼすことのない人が警察に逮捕されると、新聞では極悪人として扱われるのである。

以前は朝日人にはジャーナリストとしての矜持があったが、最近は上司も会社自体もサラリーマン化しているそうな。
嫌気をさした、やる気と実力のある人はどんどん退社していると週刊文春が報じていたが、なるほど残っている人の品格がよくわかった本日の天声人語であった。







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