ダブルスタンダードはやめましょうよ [表記]

一般論としてダブルスタンダード(以下、DS )はよくないこととされてます。
尤もうちはそんなことしてませんよといいながら、行われるのがDSの常でありますけれど。


今日は朝日新聞から「金総書記、支援求め歴訪」という記事の中の表記について書きます。

内容は東アジア情勢にあまり興味のない私にはどうでもいいことでして、金総書記がいつもの物乞いをしたということだけのように思います。
ただ物乞いする経路がロシアを一番にして、それに続いて China に行ったのが珍しかったらしいですが。

面白いなと思ったところはいつものように枝葉末節。
金総書記の通った経路の中に「満洲里」という地名が入っていたところです。
本文には入ってませんが、地図に書かれていました。


満洲里は、れっきとした地名で固有名詞です。
満洲と略されることが多いようなのですが、なぜかこうなると殆どのマスコミは「満州」と表記するのです。(洲のさんずいがなくなる)

こうなる理由が良く分からない。

おそらくマスコミ人が「満州」という地名について考えることは次のどれかだと思います。

Ⅰ 「満州」というのは地名のようだが、州がネバダ州とか、アリゾナ州のように地域を表す言葉だと思っている。(まぁ China だったら「省」とか「縣」になるはずなんですけど)

Ⅱ その昔、日本が無理を通して満州国というものを作り上げたときに、「満洲国」というでたらめな言葉も同時に作り上げたから、それを認めてはいけない。

Ⅲ 固有名詞にはなるべく元々の字を使うべきだという常識を各マスコミ人が持っていない。

のうちのどれかが理由でしょう。

現在は圧倒的に、「満州」の表記ばかり見受けられます。
野球や、サッカーで時々名前が挙がってくる「野洲高校」の場合は決して「野州高校」にはならない。(野洲は滋賀県の地名です)
当たり前です。固有名詞なんだから元の字を大切にする。

このことが守られずにDSが通用するおかしな日本のマスコミが多すぎると思います。




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